2. 専門医認定申請(試験)・更新について
作成日:2015.02.01
更新日:2024.11.06
小児血液・がん専門医認定申請(試験)・更新について
- 申請条件
- 免除規定の選択について
- 申請方法と受付期間および申請書類の送付先
- 筆記試験出題範囲
- 認定試験の日程と受験地
- 試験科目・合否判定について
- 審査結果通知と認定
- 専門医更新申請について
- 専門医更新猶予について
- 問合せ先
1. 申請条件
小児血液・がん専門医の認定には以下の要件が全て必要です。
a) 小児科学会小児科専門医(基本領域の学会の専門医)であること。
b) 日本がん治療認定医機構がん治療認定医(以下、がん治療認定医)※1であること。または日本血液学会血液専門医(以下、血液専門医)でも可とする。
c) 申請時において継続して3年間以上本学会会員であり※2、会費を完納していること。
d) 卒後初期研修修了後5年以上小児血液および小児がんを含む小児科臨床に携わっていること。
e) 24か月以上本学会の専門医研修施設に所属し、定められた研修カリキュラムを修了していること。今回は当該施設が2011年以降正式に認定されてから2025年3月31日までとする。
f) 日本小児血液・がん学会専門医制度施行細則(以下、細則)第8条に定める経験症例30例を有すること。その一覧とそのうちの15例の個別症例票の記載法と評価についての説明(No.2-8)(各施設の指導医の自筆署名を添えて)を提出すること(資格により一部免除規定あり)。「個別症例票の記載法と評価について」を必ず確認してください。⑧臨床経験記録、⑨個別症例票の署名欄は、各施設の指導医の自筆署名をお願いします。
臨床経験として申請可能な疾患(No.2-9_ver.2)も参考にしてください。
g) 細則第6条に定める本学会が指定する学会、セミナーおよび認定された研修集会(ホームページ各種活動のタブから研修集会を確認のこと)に出席し、これらの合計研修単位が直近の5年間に関わらず,100単位以上であること。
h) 以下に定める専門領域の学会発表、および論文があること。
(1)学会発表は、細則第6条に示す本学会が指定する学会やセミナーでの発表が3件以上あること。発表は、直近の5年間の小児血液・小児がんに関する学会発表に限る。筆頭演者としての発表を1件以上含まなければならない。筆頭演者発表には誌上発表は含まない。今回は2020年4月1日から2025年3月31日までの期間に該当するものに限定される。
(2)論文は、peer review systemのある雑誌に掲載された論文が3件以上あること。論文は、直近の5年間の血液学・小児腫瘍学に関連した論文(症例報告を含む)に限る。筆頭著者としての論文を1件以上含まなければならない。学会抄録は論文には含まない。今回は2020年4月1日から2025年3月31日までの期間に該当するものに限定される。
i) 2024年度より、小児血液・がん専門医認定新規申請および資格更新の際に緩和ケア研修会(CLIC)受講歴が必要となります。新規申請および更新をご検討の先生におかれましては忘れずにCLICの受講をお願い致します。
j) 申請料2万円を期日までに下記口座に納めること。
銀行口座:三井住友銀行大塚支店普通預金2139831
口座名義:一般社団法人日本小児血液・がん学会専門医制度(シヤ)ニホンシヨウニケツエキガンガツカイ,センモンイセイド)
※1 日本がん治療認定医機構暫定教育医は含みません。
※2 各会員の本学会への入会日(学会統合後の新規入会日)が不明な場合には、本学会事務局に問い合わせをしてください。
がん治療認定医または血液専門医には本登録時(2025年5月31日まで)に認定されている必要があります。本登録時に認定証を受領されていない方は、受領後速やかにご提出ください。
2. 免除規定の選択について
専門医の認定申請方法には有している資格により以下の2通りがあります。いずれかを選択し、申請してください。
なお、2023年度の試験からは暫定指導医資格による免除規定はありません。
A. 血液専門医資格を取得されていない方
免除規定はありませんので、施行細則第8条3)にしたがって申請してください。詳細は『3.申請方法と受付期間および申請書類の送付先』および「個別症例票の記載法と評価について(No.2-8)」を参照してください。
B. 血液専門医の資格を有する方
血液専門医の免除規定を用いて申請を行うか,この免除規定を使用せずに申請を行うかどちらかを選択することができます。
血液専門医の資格を有する方に対する免除規定の要点は下記の通りです。
1) 本学会認定研修施設に24か月以上研修していることが必要です。
2) 臨床経験症例数は造血器腫瘍10例と非腫瘍性血液疾患5例はすでに研修済みと認めます。したがって,提出する臨床経験一覧は固形腫瘍10例と造血幹細胞移植症例1例を含む合計15例とします。また個別症例票は固形腫瘍3例と造血幹細胞移植症例1例を含む合計7例とします。臨床経験一覧および個別症例票のいずれも、小児外科腫瘍(神経芽腫、肝芽腫、腎芽腫、胚細胞腫瘍のうち一つ)、骨軟部腫瘍、脳腫瘍、を含むことが必須です。
3) 試験は筆記試験と面接試験としますが,筆記試験は「I.血液」と「II.小児腫瘍(2)造血器腫瘍」の範囲の問題を全て免除とします。ただし,筆記試験の点数配分は,出題された問題数(すなわち「I.血液」と「II.小児腫瘍(2)造血器腫瘍」を除いた問題数)で満点とし,合格基準は免除規定のない場合の全問題数受験者と同じ配分とします。面接試験についての免除規定はありません。臨床経験・個別症例票・筆記試験の免除規定に関しては,そのすべてを選択しなくてはなりません。
3. 申請方法と受付期間および申請書類の送付先
1) 一次オンライン登録
下記『申請エントリー』より、オンラインによる一次登録を受付期間内(2025年3月1日から2025年3月31日)に実施してください。
オンラインによる一次登録がないと本登録できませんのでご注意ください。
2) 本登録
本登録受付期間内(2025年5月1日から2025年5月31日)に必要書類を郵送してください。必要書類の郵送提出がない場合には、申請の受付は完了となりません。必ず提出してください。
3) 本登録申請内容
本登録の手続きは郵送による手続きになります。
申請必要書類は免除規定に基づいて選択し、下記からダウンロードして使用してください。
・専門医新規申請書(一般用)(No.2-3)
・専門医新規申請書(血液専門医免除規定用)(No.2-7)
必ず最新版を使用して下さい。
事前に申請すべき内容について専門医認定様式見本(No.2-3)で確認してください。
4) 本登録添付書類
A. 血液専門医資格を取得されていない方
申請必要書類には(1)から(9)の記載が必要となります。
(1) 専門医認定試験受験申請書
(2) 小児科専門医・がん治療認定医・血液専門医申告書
(3) 履歴書
(4) 専門医研修修了証明書
(5) 研修実績記録
参加証等貼付票に学会参加証を貼付する場合は、記載内容が明らかになるよう
重ね合わせないようお願いします。
(6) 学術業績リスト学会発表
(7) 学術業績リスト論文
(8) 臨床経験記録
(9) 個別症例票(15症例分)
さらに添付書類として、以下の(10)から(15)の順に揃えて提出してください。
(10) 日本小児科学会小児科専門医の認定証の写し。A4サイズにすること。
(11) がん治療認定医機構がん治療認定医の認定証の写し。A4サイズにすること。
(12) 学術業績リストに登録した学会発表3件の抄録の写し。誌上発表は含まない。A4サイズにすること。
(13) 学術業績リストに登録した論文3件の論文表紙(表題、著者、所属、要約を含む)の写しを添付。A4サイズにすること。
(14) 緩和ケア研修会(CLIC)修了証書の写しを添付。 A4サイズにすること。
(15) 申請料2万円の振り込み済みの証明ができる書類の写し。A4サイズの紙にコピーすること。拡大は不要です。
B. 血液専門医の資格を有する方
申請必要書類には(1)から(9)の記載が必要となります。
(1) 専門医認定申請書
(2) 小児科専門医・血液専門医申告書
(3) 履歴書
(4) 専門医研修修了証明書
(5) 研修実績記録
参加証等貼付票に学会参加証を貼付する場合は、記載内容が明らかになるよう
重ね合わせないようお願いします。
(6) 学術業績リスト学会発表
(7) 学術業績リスト論文
(8) 臨床経験記録(所定の様式) 細則第8条に定める経験症例30例のうち,固形腫瘍10例と造血幹細胞移植症例1例を含む15例の一覧。(各施設の指導医の自筆署名を添えて提出すること)
(9) 個別症例票(7症例分)7例の個別症例票を提出すること。個別症例票には小児外科腫瘍(神経芽腫、肝芽腫、腎芽腫、胚細胞腫瘍のうち一つ)、骨軟部腫瘍、脳腫瘍をそれぞれ1例と同種造血幹細胞移植症例1例を含むものとする。
さらに、添付書類として(10)から(15)の順に揃えて提出してください。
(10) 日本小児科学会小児科専門医の認定証の写し。A4サイズにすること。
(11) 日本血液学会血液専門医の認定証の写し。A4サイズにすること。
(12) 学術業績リスト学会発表に登録した学会発表3件の抄録の写し.誌上発表は含まない.A4サイズにすること。
(13) 学術業績リスト論文に登録した論文3件の論文表紙(表題,著者,所属,要約を含む)の写しを添付.A4サイズにすること。
(14) 緩和ケア研修会(CLIC)修了証書の写しを添付。 A4サイズにすること。
(15) 申請料2万円の振り込み済みの証明ができる書類の写し。A4サイズの紙にコピーすること。拡大は不要です。
5) 受理・差し戻しの連絡
不備があった場合、差し戻しをする場合があります。その場合、再提出期限内に再提出がなかった場合には申請は無効となります。
6) 送付先
〒112-0012 東京都文京区大塚5-3-13
一般社団法人学会支援機構内 日本小児血液・がん学会専門医制度委員会
日本郵便の「簡易書留」あるいは「レターパックプラス」で送ってください。
「レターパックライト」では受け付けません。
その他の配送会社による配送は使用しないでください。受け付けません。
表書きに「小児血液・がん専門医申請書在中」と朱書きしてください。
配達状況の追跡は,申請者が行ってください。
※申請に関する連絡は、すべてE-mailで行います。必ず連絡の取れるE-mailアドレスを登録してください。
※申請期間中に、申請者の異動等の変更があった場合は必ずご連絡ください。
4. 筆記試験出題範囲
出題範囲は「専門医研修医到達目標第2版(No.2-2_ver.2)」の範囲内とします。
施行細則第9条に規定する「研修セミナーテキストおよび指定教科書」として、日本小児血液・がん学会編集の「小児血液・腫瘍学(第2版)」を指定します。
領域ごとの問題数の配分は以下の通りです。出題は全部で100題を予定しています。
I. 血液:30%
II. 小児腫瘍:50%
III. トータルケア:5%
IV. 輸血:5%
V. 造血細胞移植:5%
VI. 倫理・研究:5%
5. 認定試験の日程と受験地
2025年9月(詳細未定)
6. 試験科目・合否判定について
(1) 提出された認定申請書類
申請書類も合否判定の審査対象としますので、不備のないよう作成してください。
(2) 筆記試験
医師国家試験方式のMCQ形式に準じた問題(一般問題と症例問題)を出題し、小児血液・がん専門医として必須の知識および問題解決能力を評価します。
ただし、血液専門医を有する免除規定を利用して受験する場合は、「I.血液」と「II.小児腫瘍(2)造血器腫瘍」の範囲の問題を全て免除とします。ただし,筆記試験の点数配分は,出題された問題数(すなわち「I.血液」と「II.小児腫瘍(2)造血器腫瘍」を除いた問題数)で満点とし,合格基準は免除規定のない場合の全問題数受験者と同じ配分とします。
(3) 面接試験
提出された個別症例票15症例(血液専門医を有する免除規定を利用した場合は7症例)の中の2症例について,2人の面接委員による試問を行います。
個別症例票の評価および筆記試験では判定し難い小児血液・がん専門医としての適切なコミュニケーション能力・問題解決能力・態度を評価します。
7. 審査結果通知と認定
審査終了後,審査結果を個別に通知します。
合格者は,規則第17条および施行細則第10条に定める認定料2万円を振り込んでください。振り込みを確認した後認定証を交付します。
銀行口座:三井住友銀行大塚支店普通預金2139831
口座名義:一般社団法人日本小児血液・がん学会専門医制度(シヤ)ニホンシヨウニケツエキガンガツカイ,センモンイセイド)
正当な理由がなく合格通知後3か月以内に振り込まれなかった場合は,取得資格を喪失することとします。(振込先口座名等はホームページ上でお知らせいたします。)
認定期間は2026年4月1日から2031年3月31日となります。
8. 専門医更新申請について
【更新申請期間:2025年2月1日(土)~2025年2月28日(金)〆切(消印有効)】
更新申請条件は下記の通りです。
1. 直近の5年間(2020年4月1日から2025年3月31日)に小児血液疾患または小児がん症例を20例以上経験(診断および治療)していること(経験症例の疾患領域は問わない)。
2. 細則第6条に示す本学会が指定する学会、セミナーに出席し、これらの合計研修単位が100単位以上であること。
3. 直近の5年間(2020年4月1日から2025年3月31日)に細則第6条に示す本学会が指定する学会やセミナーでの発表が3件以上あること(筆頭演者としての発表は必ずしも必要としない)。
4. peer review system のある雑誌に掲載された論文が3件以上あること。論文は、直近の5年間(2020年4月1日から2025年3月31日)の血液学・小児腫瘍学に関連した論文
(症例報告を含む)に限る(筆頭筆者としての発表は必ずしも必要としない)。
5. 2024年度より、小児血液・がん専門医認定新規申請および資格更新の際に緩和ケア研修会(CLIC)受講歴が必要となります。新規申請および更新をご検討の先生におかれましては忘れずにCLICの受講をお願い致します。
6. 申請料2万円を期日までに下記口座に納めること。
三井住友銀行 大塚支店 普通預金 2139831
口座名義:一般社団法人 日本小児血液・がん学会 専門医制度(シヤ) ニホンシヨウニケツエキガンガツカイ,センモンイセイド)
提出書類:
1. 小児血液・がん専門医 資格更新申請書 専門医資格更新申請書(No.0-6)
2. 小児科専門医・がん治療認定医・血液専門医申告書(A4サイズにした認定証の写しを添付)
3. 研修実績記録(参加証の写しを添付)
参加証等貼付票に学会参加証を貼付する場合は、記載内容が明らかになるよう
重ね合わせないようお願いします。
4. 学術業績リスト 学会発表(抄録の写しを添付。誌上発表は不可。A4サイズにすること)
5. 学術業績リスト 論文(論文表紙(表題、著者、所属、要約を含む)の写しを添付。
A4サイズにすること)
6. 臨床経験記録
7. 緩和ケア研修会(CLIC)修了証書の写しを添付。 A4サイズにすること。
8. 申請料2万円の振り込み済みの証明ができる書類の写し。A4サイズの紙にコピーすること。拡大は不要です。
送付先:
〒112-0012 東京都文京区大塚5-3-13
一般社団法人学会支援機構内 日本小児血液・がん学会専門医制度委員会
日本郵便の「簡易書留」あるいは「レターパックプラス」で送ってください。
「レターパックライト」では受け付けません。
その他の配送会社による配送は使用しないでください。受け付けません。
表書きに「小児血液・がん専門医申請書在中」と朱書きしてください。
配達状況の追跡は,申請者が行ってください。
※申請に関する連絡は、すべてE-mailで行います。必ず連絡の取れるE-mailアドレスを登録してください。
※申請期間中に、申請者の異動等の変更があった場合は必ずご連絡ください。
9. 専門医更新猶予について
細則付則8に基づき、専門医・指導医の更新猶予規程が設けられています。該当される方は、事務局までお問い合わせください(更新猶予申請書を提出いただきます)。
・更新猶予申請書201211(No.0-7)
10. 問合せ先
お問合せはE-mail(またはFAX)でお願いします。
所属施設名、氏名、会員番号を明記の上、お問合せください。
日本小児血液・がん学会専門医制度委員会
E-mail:senmoni_jspho@asas-mail.jp
Fax:03-5981-6012