その他支援情報
更新日:2018.01.18
特別児童扶養手当
http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/jidou/huyou.html1 目的
精神又は身体に障害を有する児童について手当を支給することによりこれらの児童の福祉の増進を図ることを目的にしています。
2 支給要件
20歳未満で精神又は身体に障害を有する児童を家庭で監護、養育している父母等に支給されます。
3 支給月額
1級 51,100円
2級 34,030円
4 支払時期
特別児童扶養手当は、原則として毎年4月、8月、12月にそれぞれの前月分までが支給されます。
5 所得制限
受給者もしくはその配偶者又は扶養義務者の前年の所得が一定の額以上であるときは手当は支給されません。
(単位:円、平成14年8月以降適用)
扶養 親族 等の数 |
本人 | 配偶者及び 扶養義務者 |
||
収入額 | 所得額 | 収入額 | 所得額 | 0 1 2 3 4 5 |
6,420,000 6,862,000 7,284,000 7,707,000 8,129,000 8,551,000 |
4,596,000 4,976,000 5,356,000 5,736,000 6,116,000 6,496,000 |
8,319,000 8,596,000 8,832,000 9,069,000 9,306,000 9,542,000 |
6,287,000 6,536,000 6,749,000 6,962,000 7,175,000 7,388,000 |
6 支給手続
住所地の市区町村の窓口へ申請してください。
障害児福祉手当
http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/jidou/hukushi.html1 目的
重度障害児に対して、その障害のため必要となる精神的、物質的な特別の負担の軽減の一助として
手当を支給することにより、特別障害児の福祉の向上を図ることを目的としています。
2 支給要件
精神又は身体に重度の障害を有するため、日常生活において常時の介護を必要とする状態にある在宅の20歳未満の者に支給されます。
3 支給月額
14,480円
4 支払時期
障害児福祉手当は、原則として毎年2月、5月、8月、11月に、それぞれの前月分までが支給されます。
5 所得制限
受給者もしくはその配偶者又は扶養義務者の前年の所得が一定の額以上であるときは手当は支給されません。
(単位:円、平成14年8月以降適用)
扶養 親族 等の数 |
本人 | 配偶者及び 扶養義務者 |
||
収入額 | 所得額 | 収入額 | 所得額 | 0 1 2 3 4 5 |
5,180,000 5,656,000 6,132,000 6,604,000 7,027,000 7,449,000 |
3,604,000 3,984,000 4,364,000 4,744,000 5,124,000 5,504,000 |
8,319,000 8,596,000 8,832,000 9,069,000 9,306,000 9,542,000 |
6,287,000 6,536,000 6,749,000 6,962,000 7,175,000 7,388,000 |
6 支給手続
住所地の市区町村の窓口へ申請してください。患者さんが回復すると対象から外れます。
相談支援センターでは、小児慢性疾患医療費助成制度、特別児童扶養手当
障害児福祉手当などについて相談を受けています。疾患が該当するかどうかわからない
手続き中に発生した医療費の支払いはどうするか、お住まいの市区町村の申請窓口がわからないなど
疑問がありましたらご相談ください。
治療費以外の費用
治療費以外では、入院時の差額ベッド代(室料差額)の金額が大きくなることが多いでしょう。
病院の都合で個室に移る場合は、全額自己負担になることはありませんが、希望して個室に入った場合は全額自己負担となり
高額療養費制度の助成対象にはなりません。このほか、通院の交通費、遠方の方が通院治療を受けるために宿泊施設を必要とする場合の費用
紹介状や保険請求のための書類作成費用、諸雑費など、助成制度の対象でない費用がかかることがあります。
これらの中には、所得税確定申告の医療費控除の対象となるものもあります。
医療費控除の対象や手続きなどについては国税庁のサイトなどで確認することができます
生命保険/がん保険
現在は、各社からさまざまなタイプの生命保険や疾病保険、特にがん保険などが出ています。
契約内容により、保障の限度、給付金などが決まりますが、おりる保険金はあくまでも契約先の保険会社の判断によります。
保険金請求のために医療機関で作成する必要書類は有料となります。
共済保険についての情報は、以下の項をお読みください。
ハートリンク共済 http://hartlink.net/
がん相談支援センター
がん相談支援センターは、全国のがん診療連携拠点病院に設置されている「がんの相談窓口」です。
がん相談支援センターでは、がん専門相談員としての研修を受けたスタッフが、患者さんや家族あるいは地域の方々に
信頼できる情報に基づいて、がんに関する情報を提供したり、がんの治療や療養生活全般の質問や相談にお応えしています。
全国のがん相談支援センターの情報は、がん情報サービス「がん診療連携拠点病院の情報」をご覧ください。
※がん専門相談員:がんに関するさまざまな疑問や悩みごとの相談を受ける専門家です。
がんの相談対応について国から指定された研修を受けており、がん診療連携拠点病院の相談支援センターには
必ず相談員として配置されています。相談者に科学的な根拠や実践に基づく信頼できる情報を提供し
よりよい治療選択やその人らしい生活ができるよう支援します。
小児がん拠点病院
小児がん医療および支援を提供する中心施設として厚生労働大臣が指定した病院で、現在全国に15施設あります。
小児がん拠点病院にも相談支援センターがあり、小児がんについてのさまざまなご相談にお応えしています。
小児がん拠点病院 http://hospdb.ganjoho.jp/kyotendb.nsf/xpChildSearchTop.xsp
ソーシャルワーカー
ソーシャルワーカーとは、患者さんの治療や療養と毎日の暮らしが安定して継続できるよう
療養生活や社会生活にかかわる幅広い相談に応じる専門家です。治療費の相談、家族や仕事の悩み、療養生活での不安
転院による治療の継続や在宅への移行、在宅サービスの利用の申請などについては、医療機関のソーシャルワーカーに相談することをお勧めします。
小児看護専門看護師
医療機関によっては、小児がんを支援するため小児看護専門看護師などの専門職がいる場合があります。
小児看護専門看護師とは、小児がんの治療の過程で出合う困難なことや悩みについて、担当医や看護師やスタッフと協力しながら
看護やケアの側面から、子どもとご家族の療養生活を支援する専門の看護師です。治療を受ける医療機関に小児看護専門看護師がいるかどうか
担当医や看護師に確認してみましょう。いない場合でも、担当医や看護師、相談支援センターのスタッフが相談に応じますので
困ったことがあれば遠慮しないで相談してください。
滞在施設(ファミリーハウス)
入院するお子さんに付き添うご家族のために、また、遠方の病院で治療を受ける子どもと家族のために
病院内やその近隣に滞在施設が設けられている場合があります。
滞在施設には、医療機関が運営するもの、企業が社会貢献活動として運営するもの、財団法人やNPO法人
任意団体などが運営するものがあり、国の予算を受けて設立されたものや、寄付やボランティアで運営されているものなど
さまざまなものがあります。いずれも子どもとその家族の負担を軽減するよう工夫されています。こういった滞在施設は
「ファミリーハウス」や「ホスピタル・ホスピタリティ・ハウス」などと呼ばれています。
滞在施設については、病院のソーシャルワーカーや相談支援センターにお尋ねください。また、以下の項をご参照ください。
NPOファミリーハウスhttp://www.familyhouse.or.jp/
ドナルド・マクドナルド・ハウスhttp://www.dmhcj.or.jp/
患者会や患者支援団体
人それぞれ捉え方は異なりますが、がんの子どもを持つご家族は共通した経験をし、同じような感情を抱くことが多々あります。
不安や悩みをひとりで抱え込まず、分かち合うことも、時には必要な場合があります。同じような経験を持つ人の話を聞くことで、
解決の糸口を見つけたり、問題との向き合い方に気づいたという方もいます。
患者会や患者団体については、ソーシャルワーカーにご相談ください。
がんの子どもを守る会 http://www.ccaj-found.or.jp/
小児がん経験者の会 http://www.ccaj-found.or.jp/cancer_info/survivor_parents/#survivor
小児がん患者会ネットワーク http://ssj-gan.net/
NPO血液情報広場つばさ http://tsubasa-npo.org/
院内学級について
院内学級」は、正式に定義された用語ではありませんが、一般的には、入院中の児童生徒に対して教育を行うために、
病院内に設置された小中学校 の特別支援学級や特別支援学校の学級のことを言います。
入院中の児童生徒に対しては、病院内で行われる教育と、病院と渡り廊下等で接続されている特別支援学校で行われる教育とがあります。
また、病院 内で行われる教育には、小中学校や特別支援学校が病院内に設置した学級で行われる教育と
病院に特別支援学校の教員を派遣して行われる訪問教育と があります。
訪問教育を行う際に病院から場所を借りて行うことがありますが、このような場合も「院内学級」と呼ぶことがあります。
病院内で行われる教育は、児童生徒の病気の状態や病院の実情等に応じて様々な指導形態がとられていますので
「院内学級」という用語を使用する 際には、このような様々な学びの場に対しても使用されていることに留意する必要があります。
入院中はどうしても検査や治療の予定が優先されることが多くなります。しかし、子どもには治療以外の時間も大切です。
院内学級は子どもの病状や気持ちに合わせて、学習と生活の場を提供します。病院によっては、院内保育や院外の保育施設と連携していることもあります。
院内学級には、
(1)病院に併設されている「特別支援学校」
(2)その病院を校区に含む小中学校が病院に開設している「院内学級」
(3)病院近くの特別支援学校から病院に教師が派遣される「訪問教育」
などがあります。
元の学校に籍を置いたままで利用できる場合もありますが、院内学級を所管する学校に転校の手続きが必要な場合もあります。
院内学級を利用するために転校手続きをした場合も、元の学校とのつながりは大切です。
入院中は学校と院内学級で連携を取りながら子どもの教育に取り組んでいくことになります。
具体的な方法や内容については、院内学級の教師が一緒に考え、相談に応じてくれます。
病院によっては、院内学級を併設していないところや、入院期間が短いと利用できない場合もありますが
子ども図書室を置いていたり、教師を外来として迎え時間を設ける活動が行われていたり
家族会・患者会の連携による教育の取り組みがされていることもあります。
入院する病院の担当医や看護師、ソーシャルワーカーなどに確認してみてください。
学習時間や内容については、お子さんの状況をみながら担当医や教諭と相談していきましょう。
独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所 http://www.nise.go.jp/cms/1.html
病院クラウン
笑いが身体の免疫力を上げるのなら、健康維持や病気の身体にも良いということになる。
そこでこの『笑い』を病院にも届けようとする活動が、ホスピタル/クリニクラウンである。
一般に入院生活は決して楽しいものではなく、患者本人ばかりかその家族の負担、ストレスも大きいものである。
病院は、病気を治すことが目的の場所がゆえ、多くの制限もやむを得ない。
中には、仕事にユーモアを取り入れて患者に接する医師・看護士もいるが、やはり業務の範囲内では限られる。
そこで、クラウン(道化師)の病院訪問が生まれてきたと考えられる。ホスピタル/クリニクラウンは
専門の教育を受けたクラウンが病院内での知識や衛生面を理解したうえで病室を訪問している。
日本ホスピタル・クラウン協会http://hospital-clown.jp/
日本クリニクラウン協会http://www.cliniclowns.jp